ダイバーシティを進めるためのひとつに、「宗教」があります。
確か4年くらい前に、総務部にある連絡がありました。
「イスラム教(ムスリム)の外国籍の社員がいるが、1日5回礼拝をしなければならない。お祈りの場所もないし、お祈りのために足を洗う場もない。やむなく給湯室を使っているのだが、水が床に飛びちって本人も困っている。」とのことでした。
会社としては、当時からグローバルな社員や仕事をどんどん増やしていこうとしているところだったので、今後のためにもお祈り部屋を作ることになりました。
当時あまり情報がまだなく、総務部メンバーがあちこち情報を探しまくってくれて、新たに工事をして出来上がったのがこちら。
写真がないのですが、この向かいに専用で足洗い場(手水場:ちょうずば)も作りました。
また、本社ビルの36Fの最上階にある、お客様接待用レストラン(社員も利用可)でも、イスラム教徒(ムスリム)の方々が食べられるハラル料理を出してくれるようになりました。
そのために、料理長がハラル料理の免許を取ってくれたり、ハラル料理専用の料理道具やお皿を新調してくれました。
プライベートでシンガポールのチャンギ空港に行ったときに見つけたお祈り部屋がこちら。
さすが、他民族で世界のハブになっているシンガポールの空港!
月と星のシンボルが、イスラム教。
十字は、キリスト教。
卍型は、ヒンディー教です。
このようなお祈り部屋が、企業・学校・公共施設などいろいろなところに出来るといいですね。
Everyone is special !
Kyoko
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