男女の違いは、行動経済学の統計的な研究からも見られます。
そのひとつが、リスクに対する許容度です。
男性はリスクを過小評価し、女性はリスク回避的な傾向があるという結果が出ています。
これは、大昔からの生命の経験から来ているのかもしれませんが、今の時代の男女には次のような傾向が現れます。
例えば、プロジェクトを進めることになったとき、男性はリスクを過小評価し、少しチャレンジが必要な難しい仕事でも、果敢にチャレンジする傾向があります。
これに対し、女性は成功する可能性が高くないと、特にリーダーの役割を引き受けるのに躊躇しがちだという研究結果が出ています。
もしプロジェクトを頼む側の上司が男性だった場合、この女性はとても自信か能力がないとみられる可能性があります。
このため、もしハードルが高めなプロジェクトのリーダーを依頼したとき、女性の部下から「自信がないのでできない」と言われたとき、「どうしたらできる?」と一緒に考えて、プロジェクト中も失敗してもサポートすると伝えると本人もチャレンジしやすくなるのではないでしょうか。
Kyoko