最近、企業の多くがダイバーシティ(多様性)を経営戦略の重要な軸のひとつに掲げることが多くなりました。
もしみなさんが企業の公式サイトで方針や社長メッセージなどを見ると、多くの企業がダイバーシティや多様性というキーワードを使っていることがわかると思います。
なぜそんなにダイバーシティが必要なのでしょうか。
ちなみに、今まではダイバーシティだけではなく、「D&I:ダイバーシティ&インクルージョン(多様性&包括)」と言われることが多かったのですが、最近はこれにエクイティ(公平性)を加えて「DEI:ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(多様性、公平性&包括)」を使うことが多いです。欧米でもDEIを使うことが主流になってきています。
このDEIがなぜ必要なのか。
それは以下の理由があります。
- 女性活躍DEIを重要視していない企業は、優秀な学生や中途採用の人材が集まらない。
- グローバル市場で活躍していくために、さまざまな国の文化、価値観、慣習、言語を理解し、一緒に成果を上げていく必要がある。
- 変化のスピードが速く、複雑で予測できない世の中で、多様なニーズに素早く対応しなければならない。
→多様な経験、スキル、考え方を持った人材が、創造性に富んだアイデアを生み出し対応していきやすい。
→DEIが進んだ組織でなければならない。 - 特に海外において、顧客はパートナー企業を選ぶときにDEIが進んでいる企業か確認している。
- 半数以上の機関投資家が、投資の判断として企業の女性活躍情報参考にしている。
- 公共調達の入札の際、企業の女性活躍状況、障がい者雇用率などポイントとして加算する。
企業や組織にとって、ダイバーシティやDEIが進んでいないと生き残っていけないのです。
このため、DEIは企業の方針の中核として、考える企業が増えているのです。
Kyoko