ジェンダー平等の課題~更年期障害~

ジェンダー

更年期障害といったら、あなたは何をイメージしますか?

更年期障害の対応が、ジェンダー平等の課題のひとつであることをご存じでしょうか。

日本人の女性は平均的に50歳前後で閉経を迎えますが、その前後10年の間にエストロゲンが著しく減少します。

それに伴って更年期が訪れます。そして、人によってさまざま症状で日常生活や仕事の継続に支障をきたす場合があり、それを「更年期障害」と呼びます。

引用:公益社団法人 日本産科婦人科学会

主な症状は以下です。

①血管の拡張と放熱
 ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など

②その他の身体症状
 めまい、動悸、肩こり、頭痛、冷え、しびれ、疲れやすさなど

③精神症状
 気分の落ち込み、不眠、イライラ、情緒不安定、意識の低下

なお、更年期というと女性をイメージする方もいると思いますが、実は男女とも性別に関わらず、みんなが直面する症状なんです。

この、ほぼ全員に訪れる更年期または更年期障害、ひどい方は立っているのもやっとという状況です。

ところで、日本の少子高齢化などの影響もあり、今までのような日本男性中心の労働者だけでは日本経済的が成り立たないシミュレーションになっています。このため、外国人や女性労働者が働きやすい環境を国が法律的にも整備してきています。

その中で、女性の体調に関する保険適用について、以下が対象になりました。

2018年から 月経困難症 
2020年から 不妊治療 

更年期に関する医療は、対象者が大多数にも関わらず、まだ保険適用外の状況です。早急に保険適用になるよう整えていってほしいです。

また、社会の文化も変えていく必要があります。

イライラした女性に対して、「それって更年期じゃないの?」とネタで笑ったりすることはないでしょうか。これは完全にNGです。

ダイバーシティ(多様性)の進んだ社会にするために、女性活躍についても、形だけではなく制度や社会の空気ほ変えていく必要があります。

特に更年期は、男女ともに誰にでも起こるステージで、本人が悪いわけではない、診断書も出るような症状です。

私たちは更年期をタブー視せず、当事者の周囲の理解と、話し合える関係を作っていくことが大事です。

具体的には、更年期障害になった方のストレス軽減や症状の改善に、毎日5-10分の話を聞く時間がとても効果的です。

人生の中で大事な期間の、更年期の時期についても、ぜひ次のステージの一歩として前向きに受け止めていきたいですね。

Everyone is Special !

Kyoko

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